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広島中央矯正歯科は、広島市中区八丁堀にある矯正歯科治療専門の診療所です。

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〒730-0013 広島県広島市中区八丁堀11−10KSビル5F

広島中央矯正歯科

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顎変形症(外科的矯正治療)概説治療例一覧 > 顎変形症の治療例一覧 > 上下顎叢生を伴う骨格性の下顎前突症

顎変形症の治療例:上下顎叢生を伴う骨格性の下顎前突症


顎変形症概説
 ・入院期間と費用
 ・術前矯正治療の短縮や省略(早期手術希望)
  ・術前矯正治療を短縮・省略した治療例
 ・顎変形症の治療例一覧


上下顎叢生を伴う骨格性の下顎前突症に対して、
術前矯正治療期間を短縮して
両側下顎枝垂直骨切り術
(IVRO : Intraoral vertical ramus osteotomy)による
下顎骨後方移動術を施行した症例です
 
療タイプ 顎変形症 (保険診療)
性別 女性
治療開始時年齢 25才4か月
診断名 上下顎叢生を伴う骨格性の下顎前突症
使用装置 上下顎マルチブラケット矯正装置
抜歯or非抜歯 抜歯
抜歯部位 上顎右側:第一小臼歯、(第三大臼歯)
上顎左側:第一小臼歯、(第三大臼歯)
下顎右側:(第三大臼歯)
下顎左側:(第三大臼歯)
顎矯正手術術式 両側下顎枝垂直骨切り術
(IVRO : Intraoral vertical ramus osteotomy)による
下顎骨後方移動
手術時年齢 26才4か月
治療期間       1年7か月
術前矯正治療1年1か月 術後矯正治療6か月
顎矯正手術に伴う偶発症・合併症       一般的に、出血、知覚異常、後戻り、顎関節症、
Progressive Condylar Resorption、
心理的不適応、閉塞型睡眠呼吸障害
などの可能性が挙げられています。

本症例では臨床上問題となる症状は認められ
ませんでした。
矯正歯科治療における偶発症       一般的に、歯肉退縮、歯根吸収、齲蝕のリスクが
挙げられています。 → 一般的なリスク・副作用

本症例では臨床上問題となる症状は認められ
ませんでした。

初診時
顎変形症の治療例 上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突 初診時

手術直前

 上顎左側犬歯と下顎左側第二小臼歯が干渉して、
 上顎左側犬歯と第二小臼歯の間の抜歯空隙の閉鎖を妨げており、
 術後矯正治療によって閉鎖するほうが容易であると思われました。
 すなわち、術前矯正治療の到達度が必ずしも十分でない状態で
 顎矯正手術を施行することは、
 術前矯正治療期間の短縮につながると考えられました。
顎変形症の治療例 上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突 手術直前


術後矯正治療中(術後11日)
顎変形症の治療例 上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突 術後矯正治療中(術後11日)


術後矯正治療中(術後1か月)
顎変形症の治療例 上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突 術後矯正治療中(術後1か月)


術後矯正治療中(術後4か月)
顎変形症の治療例 上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突 術後矯正治療中(術後4か月)


術後矯正治療中(術後5か月半)
顎変形症の治療例 上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突 術後矯正治療中(術後5か月半)


治療終了時
顎変形症の治療例 上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突 治療終了時


初診時(左)と顎矯正手術直前(中央)と治療終了時(右)の側貌
顎変形症の治療例 上下顎叢生を伴う骨格性下顎前突 初診時と顎矯正手術直前と治療終了時の側貌
術前矯正治療によって、顎矯正手術直前(中央)には治療前(左)よりも
下顎前突顔貌が顕著となっていますが、治療後(右)には下顎が後退して
良好な側貌となりました



顎変形症の治療に伴う主たる偶発症・合併症としては、
出血、知覚異常、後戻り、顎関節症、Progressive Condylar Resorption、
心理的不適応、閉塞型睡眠呼吸障害などが挙げられています。
そのため、治療開始前に起こりうる偶発症・合併症に関する十分な説明を
行って、インフォームドコンセントを得た上で治療を開始すべきであると
されています。
 …日本口腔外科学会による顎変形症診療ガイドライン(2008年)

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