耳の異常
2008.04.15手術情報
折れ耳
生まれつき耳が折れています。
柔らかい時期(生後6ヶ月未満)は矯正を行います。矯正してもだめな場合には手術が適応となります。手術は通常5歳くらいまでは待ってから行います。
袋耳(埋没耳)
生まれつき耳の上部分が皮膚の下に埋もれており、引っ張り出すことはできるのですが、放すと元に戻ります。
柔らかい時期(生後6ヶ月未満)は矯正を行います。矯正してもだめな場合には手術が適応となります。手術は5歳くらいまでは待ってから行います。
小耳症
生まれつき耳の一部、あるいは耳がまったくないものです。耳の聞こえが悪い場合もあります。手術は一般に8~10歳の間で2回に分けて行われますが、その後も修正術が必要となります。
一般的な手術法は、1回目に肋軟骨を使って耳の形をつくり、2回目に移植した軟骨の裏に植皮を行って耳を立たせます。手術は全身麻酔で行います。
一般的な手術法は、1回目に肋軟骨を使って耳の形をつくり、2回目に移植した軟骨の裏に植皮を行って耳を立たせます。手術は全身麻酔で行います。
副耳
生まれつき耳と同じ組織の一部が耳以外の場所に小さなできものとなって存在します。多くが耳の前から頬にかけて、時に頸部に存在することがあります。手術で切除を行います。
耳瘻孔
耳の周りにできる瘻孔で、耳の発生段階にできるものです。症状がない場合もありますが、時に感染を繰り返し、摘出が必要になることがあります。感染を繰り返している場合は、術後も再び感染をおこすことがあります。
耳垂ケロイド
ピアスをあけた後にできる場合がほとんどです。手術による切除と、ステロイド注射、電子線照射などを組み合わせた治療を行います。
耳垂裂
生まれつきあるいは外傷(ピアス)などにより、耳たぶが分かれています。手術をすれば改善いたします。
麻酔について
袋耳、折れ耳、小耳症は入院、全身麻酔で行います。
袋耳、折れ耳、小耳症以外は通常成人であれば局所麻酔で行うことができます。年齢によっては、じっとしていられない小児などでは全身麻酔が必要になります。
袋耳、折れ耳、小耳症以外は通常成人であれば局所麻酔で行うことができます。年齢によっては、じっとしていられない小児などでは全身麻酔が必要になります。
合併症
出血、血腫、感染、ケロイドなどです。