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脱毛症の治療

2008.03.10手術情報
男性型脱毛症や、やけど・けがの傷跡、先天性皮膚欠損症による脱毛の治療法です。部位・範囲により異なりますので、外来でご相談ください。複数の治療法を併用することもあります。

切除縫縮

通院、局所麻酔で行います。
脱毛範囲が小さく頭皮に余裕がある場合には、切除して縫い縮めます。
合併症
出血、血腫、感染、皮膚壊死などです。

植毛

通院、局所麻酔で行います。
脱毛しにくい後頭部から採皮し、1~3本の毛包単位に分離して脱毛部に移植します。 数ヶ月して植毛した毛が生えてきます。 植毛した毛は元の毛より細くなるため数回の手術が必要です。
植毛
合併症
出血、血腫、感染、皮膚壊死などです。

有茎皮弁

入院、全身麻酔で行います。入院期間は約1週間です。
毛がある皮膚を、血流を保ったまま移動します。
有茎皮弁
合併症
出血、血腫、感染、皮膚壊死などです。

遊離皮弁

入院、全身麻酔で行います。入院期間は約1週間です。
毛の向きをより自然な方向にするために、血管をつけた状態で頭皮を切り離して脱毛部へ移植する方法です。この手術では、直径1~2mmの血管を耳の前で吻合します。
合併症
出血、血腫、感染、皮膚壊死などです。

ティッシュー・エキスパンダーを用いた手術

入院、全身麻酔で行います。入院期間は約1週間です。
皮下に装置を入れて、数ヵ月かけて有毛部の皮膚を伸ばします。十分に皮膚が伸びたら、脱毛部を切除します。
合併症
出血、血腫、感染、皮膚壊死などです。

内服薬治療(男性型脱毛に限る)

フィナステライド(プロペシア)は、毛乳頭細胞に局在するⅡ型5α還元酵素を阻害して男性ホルモンの作用を抑制します。即効性はありませんが、内服1年後の有効率は80%といわれています。