形成外科とは
形成外科とは
先天的あるいは後天的な身体外表の形状、色の変化、すなわち醜状を対象とし、これを外科手技によって機能はもとより形態解剖学的に正常(美形)にすることを手段とし、個人を社会に適応させることを目的とするものである。
対象
1. 美容外科
- 二重まぶた、まぶたのたるみ、その他目の悩み
- 隆鼻術、小鼻の形成、低鼻術
- フェイスリフト、輪郭形成
- 脂肪吸引(顔、首、おなか、腕)、脂肪注入
- 豊胸術、乳房縮小術、陥没乳頭
- 毛の治療(脱毛、植毛)、わきが、多汗症、爪の形成、ピアス、包茎
2. 体表変形
- 口唇裂:唇が割れているもの
- 口蓋裂:口の中が割れているもの
- 小耳症:耳が小さいもの、ないもの
- 多指合指症:指がくっついていたり数の多いもの
3. 外傷
- 顔面軟部損傷:皮膚が切れたり擦りむけたりしたもの
- 顔面骨折:鼻の骨が折れたり、頬の骨や顎の骨が折れたもの
4. 皮膚腫瘍
- 良性皮膚腫瘍(母斑:茶あざ、青あざ、黒あざなど、血管腫:赤あざ、その他の腫瘤)
- 悪性皮膚腫瘍(皮膚癌など)
5. 後天性欠損
- 悪性腫瘍切除後の再建:たとえば乳癌の手術後の乳房再建など
6. 熱傷
- 熱傷:やけどのこと
7. 瘢痕・瘢痕拘縮、ケロイド
- やけどやけがの後にできたきずあと、ひきつり、きずが赤く盛り上がったもの
8. 皮膚潰瘍
- 放射線障害、褥瘡、うっ滞性潰瘍などで、皮膚がなくなった状態
9. その他の変形
- 顔面神経麻痺、顔面片側萎縮、顎変形症など
10. 手の外科
- 先天性異常(多合指症)、軟部組織損傷、爪の異常