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手術情報

2012.01.04

口唇裂・顎裂・口蓋裂



上くちびる(上口唇)・歯ぐき・上あご(口蓋)に裂がある状態を、それぞれ口唇裂(こうしんれつ)・顎裂(がくれつ)・口蓋裂(こうがいれつ)と呼びます。これらは、裂の部位、位置、程度などによりさまざまなタイプに分類されます。

 

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口唇裂・口蓋裂の発生頻度は400〜500人に1人で、赤ちゃんの顔ができる妊娠3ヵ月までに、遺伝要因や環境要因がお互いに影響しあって起こるといわれています。遺伝要因とは、遺伝子の変化が複雑に絡み合っておこるものですが、口唇裂・口蓋裂を起こす特定の遺伝子というものは見つかっていません。環境要因には、ウィルス感染、薬の服用、喫煙、放射線被曝、ストレスなどがありますが、これらがひとつでもあれば口唇裂・口蓋裂になるというわけではなく、それぞれが相互作用しあって起こります。

治療は、タイプや程度によって異なりますが、口唇顎口蓋裂の場合の治療の流れを示します。

 

 

乳児期〜幼時期
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口唇裂手術

生後3ヵ月、体重6kgを目安に口唇裂手術を計画しますが、お子様の全身状態によっては、それより早い時期に手術したり、逆に時期を遅らせることもあります。

この手術の主な目的は、@変形した口唇と鼻の形態改善、A途切れた筋肉(口輪筋)をつなげることによる哺乳機能の改善です。将来的な外観の基礎が形成される極めて重要な手術です。

 

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術前
術後

 

口蓋裂手術

口蓋裂があると、軟口蓋(口蓋の後ろ側のやわらかい部分)や口蓋垂(のどちんこ)の動きが悪く、鼻と口をへだてる機能(鼻咽腔閉鎖機能)がうまくはたらきません。そのため食べ物や飲み物が鼻から漏れたり、声が鼻から抜けてしまいます。

そこで、1歳6ヵ月、体重10kgを目安に口蓋裂手術を行い、口蓋の筋肉をあわせて軟口蓋の長さを延ばします。

手術は最新のファーロー(Furlow)法を行います。言語発達、顎発育両方の観点から最も良い結果が得られる方法です。

 

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術前
術後

 

 

就学前期
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口唇裂二次手術

口唇部の傷跡や変形が目立つ場合は、就学前に口唇や鼻の修正を行うことがあります。

 

口蓋裂二次手術

口蓋瘻孔が残り、鼻咽腔閉鎖機能がうまくはたらかない場合、口蓋瘻孔を閉鎖する手術を行います。

 

 

就学期〜思春期
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顎裂部骨移植に向けて、矯正歯科でかみあわせや歯並びの治療を行います。

 

顎裂部骨移植

顎裂部には歯の土台である歯ぐきの骨がないため、本来そこに生えるべき犬歯が生えてこられません。これを避けるため、6〜10歳ごろに腸骨(腰の骨)をとって移植する手術を行います。

 

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骨移植前
骨移植後

 

 

思春期以降
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成長終了後に、整容面を考慮した最終的な手術を行います。

主に、顎に対する手術と鼻に対する手術を行いますが、どちらも審美的には極めて重要な手術です。

 

顎変形症に対する手術

口唇顎口蓋裂の方は、成長過程で上あごの発育が障害されて受け口になる場合があります。歯科矯正治療だけでは改善できないとき、あごの骨を切って移動する手術(上下顎骨切り、または下顎骨切り)によって治療します。これにより、顔の見た目もかなり変化します。

 

外鼻変形に対する手術、口唇瘢痕の修正

口唇口蓋裂の方は、鼻が低く潰れている場合が多く、左右差も残存している場合が多いです。美容外科的な技術を用いて隆鼻術を行い、口唇の瘢痕をバランスよく修正します。

 

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術前
骨切り
外鼻形成


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